整形外科
ORTHOPEDIC_MEDICAL SUBJECTS患部のしびれや痛みをとるだけでなく
充分なリハビリテーションによる社会復帰を目指します。
整形外科では、骨・関節・筋肉・靭帯・腱・脊髄・神経の病気、外傷(ケガ)による損傷、リウマチなどの治療を行っています。病気やケガで生じる首や腰の痛み、手足のしびれ、四肢関節の痛みを、単に取って治すだけでなく、運動機能を元に回復させることを目的とし、理学療法士とともに充分なリハビリテーション治療を行い、患者さんの社会復帰を実施しています。
整形外科では以下の専門外来を設けています。
■股関節専門外来
平成28年4月より群馬県内初の股関節専門の人工関節センターを設け、変形性股関節症や特発性大腿骨頭壊死をはじめとする股関節疾患を治療しています。おしりや太ももにこわばりや痛みを感じる、長時間の歩行や運動後などに時々痛むなど、股関節の痛みで悩まれている方はぜひご相談ください。
また、人工関節センターのオフィシャルサイトも開設されております。お悩みの方、受診や手術をお考えの方など、ぜひご覧ください。
>︎ 人工関節センター [オフィシャルサイト]
また、高齢者の膝関節痛の患者さんが増加しております。このような方もまず保存療法を第一選択としますが、歩行が困難になっているような程度の強い変形性膝関節症の方は、高位脛骨骨切り術または人工膝関節置換術を行っております。
■脊椎専門外来
椎間板ヘルニア、あるいは、突出した骨や厚くなった靭帯により神経が障害されることがあります。神経障害により生じる'痛み'や'しびれ'に対して、患者さんのQOLを速やかに改善することを目標に病状・病態に即した薬物療法と神経ブロックによる保存療法を当院では第一に行っています。保存療法にて十分な効果が得られない場合は、手術療法が必要な場合があります。手術方法は体への負担が少なく、また術後の回復も早い低侵襲手術を行うように努めており、具体的には手術用顕微鏡などを用いて手術を行っています。侵襲が比較的大きい手術が必要とされる場合は、他施設にご紹介させて頂くこともあります。
<慢性運動器疼痛外来>
慢性痛とは疼痛が3カ月以上継続した状態を一般的にさします。慢性痛の実態調査を行った国内の研究では、その有病率から推計すると、国民の約2千万人以上が何らかの慢性疼痛を有していることが明らかになっています。また、その大半が運動器に関連するものであったことも報告されています。しかしながら、患者さんが運動器疼痛の専門である整形外科を受診しても十分な診察、検査、病状説明を受けられずに不満に感じたり、手術の必要がないなどの理由で治療の相談をしてもらえなかったなどの経験をなさっている場合もあることも事実です。医療サイドからしても頭が痛い点でもあります。痛みのために運動が出来ない、あるいは、余計に悪くしないかとの不安もあり運動が出来ない状態、すなわち身体を動かさない状態(不動化)でいると返って気持ちが沈んだり、抑うつ状態が生じたりすることがあります。そのような期間が継続すればするほど、筋肉の萎縮や関節の拘縮など新たな症状が出現し、さらに運動が困難になるといった負のスパイラル(悪循環)に陥ることが考えられます。近年このような悪循環を断って最終的には日常生活動作(ADL)を改善、あるいは復職することを目標として、多職種の医療スタッフ(整形外科医師、臨床心理士、看護師、理学療法士、薬剤師、栄養士、精神科医など)による多面的アプローチによる治療が行われるようになってきています。当院では2018年から多職種による慢性運動器疼痛外来を設けています。皆様のADLを少しでも改善出来る一助となるようアドバイス、治療の相談を行っております。ご希望の方は受診してみて下さい(初診時には診察時間を特に要しますので完全予約制となっております。病院受付にご連絡下さい)。
- 受付時間
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午前8:30~12:00(診察は9:00より)
午後は完全予約制(診察は15:00より)
※初診受付(午前11:30迄) - 休診日
- 日曜日・祝祭日 、年末年始