質の高い看護を提供するためには生涯に渡って継続して学習を積む必要があるというのが善衆会病院看護部の考えです。組織としても個人としてもより良い看護を提供できるようになるため、クリニカルラダーの他にも様々なキャリア開発支援を実施しています。
コース別教育
アドバンスコース
クリニカルラダー修了者を対象とした、更なるリーダーシップの向上を目的としたプログラムです。
アドバンスコース教育目標
- 1. チーム医療においてキーパーソンであり、リーダーシップを発揮できる人材の育成
- 2. 所属を超えての人材育成ができるリーダーの育成
- 3. 参加者の問題抽出・解決能力の向上
2023年度教育計画
4月 | オリエンテーション/SWOT分析とは |
5月 | 環境分析・部署分析について |
6月 | 現状把握 - 社会的背景・自院全体から見る自部署の現状とあるべき姿・現状の情報共有 |
7月 | クロスSWOT分析 |
9月 | PDCAサイクルについて |
10月 | 問題解決に向けた進捗状況の発表と意見交換 |
11月 | 問題解決に向けた進捗状況の発表と意見交換 |
12月 | 問題解決に向けた進捗状況の発表と意見交換 |
1月 | 問題解決に向けた進捗状況の発表と意見交換 |
2月 | 問題解決に向けた進捗状況の発表と意見交換 |
3月 | 活動報告 |
役職者コース
役職者を対象とした、マネジメントに必要な実践能力の向上を目的としたプログラムです。看護師長・主任・副主任の3コースについて、月1回教育の時間を設けています。
2023年度教育テーマ
マネジメント・目標管理・労務管理・コーチング・倫理・人材育成・地域包括ケアシステムにおける看護管理者の役割・キャリアデザイン/キャリア開発・チームマネジメント・組織づくり・訪問看護研修・医療安全 他
e-ラーニングシステム
これまでワークライフバランスへの取り組みとして「小学校3年生までの短時間正職員制度」「パート職員の柔軟な勤務体制」などを実施して参りましたが、該当する職員の共通した悩みとして「学習の機会を得づらい」ということがありました。こういった問題の解消と、院内教育のさらなる質向上を目的とし、2017年度よりe-ラーニングシステムを取り入れ、2023年度より「学研メディカルサポート」を導入しています。
・自己学習
・各コース別教育における教材としての活用
・院内マニュアルの標準化
学会発表支援
学会発表者は出張扱いとし、参加費・交通費等を負担しています。
認定看護師教育課程・看護師特定行為研修課程 取得支援
認定看護師教育課程に進学される方に対し、下記の支援を実施しています。
- ・就学期間の基本給と賞与を保証
- ・学費支援(入学金・受講料を合わせた金額の半額)
- ・交通宿泊費の一部支援(距離に応じて相談)
実績
- 2016年度:認知症看護認定看護師教育課程 1名修了
- 2017年度:皮膚・排泄ケア認定看護師教育課程 1名修了
- 2022年度:看護師特定行為研修課程 2名修了
- 2023年度:看護師特定行為研修課程 2名修了
- 感染管理認定看護師教育課程 2名修了
外部研修参加支援
下記の研修を出張扱いとし、参加費・交通費等を負担しています。
- ・認定看護管理者 ファーストレベル研修・セカンドレベル研修・サードレベル研修
- ・実習指導者講習会
- ・新人看護職員研修 実地指導者・教育担当者・研修責任者研修
- ・医療安全管理者養成・継続講習会
- ・群馬ストーマリハビリテーション講習会
- ・糖尿病重症化予防(フットケア)研修
- ・下部尿路症状の排尿ケア講習会
- ・看護職員認知症対応力向上研修
- ※業務にかかわる研修で、所属長・看護部長の認めたもの