宗教・信条に対する配慮

当院では、患者さんが安心して診療を受けられるよう、宗教や民族習慣に対し可能な限りの配慮を心がけております。

下記の通り対応させていただきますが、そのほかのご要望がございましたらスタッフまでご相談ください。

※内容により、全てのご要望に対応致しかねる場合がございます。

無輸血治療について

無輸血治療を希望される患者様へ

宗教上の理由による輸血拒否をする信念は、信教の自由に基づく権利であることを理解し、尊重する姿勢でおりますが、当院では緊急時は救命が第一と考えた対応を行っております。当院での方針を次に掲げてありますのでご理解のほどお願い致します。

• 1. 当院では、いかなる場合も「相対的無輸血治療」を行います。
• 2. 輸血拒否をしている患者さまの診療拒否はしませんが、「いかなる状況でも輸血をしない」というご要望には同意できません。
• 3. 相対的無輸血治療に同意いただけるように努めますが、最終的に同意が得られない場合は、他院での治療を勧めます。
• 4. 大量出血などの緊急の場合で、輸血以外の手段がないと判断されるときは複数医師で判断し、輸血同意書が得られない場合でも救命のため手術や輸血を行います。

「相対的無輸血治療」とは

本人の意思を尊重して可能な限り無輸血での治療を行うが、輸血以外に救命や回復の手立てがない事態になった場合は輸血での治療を行う。

医薬品等について

当院では、動物由来成分（牛や豚など）を含む医薬品等を使用しております。使用を拒絶したい医薬品がある場合は、入院前にスタッフまでお申し出ください。なお、代替の方法がなく、治療上の必要性が高い場合はやむを得ず使用することがありますので、ご了承ください。また、緊急時は使用前にご説明できない場合がございます。

消毒につきましては、アルコールを含まない消毒液等がございますので、ご希望の際はお申し出ください。

入院中の食事について

患者さんより、あらかじめ禁忌食品をご申請いただき、必要に応じて管理栄養士が個別にお伺いさせていただきます。

対応スタッフの性別について

ご要望がある場合、可能な限りの配慮はさせていただきますが、医師を含め医療スタッフには男性が多く、診療や検査等の全てを女性スタッフのみで対応することは困難です。担当医が女性であっても不在時に男性医師が対応することがあります。医師以外のスタッフについても同様です。特に夜間・休日はスタッフ数が限られており、男性スタッフが担当する可能性があることをご了承ください。

祈祷について

祈祷専用のスペースはございませんので、大部屋にご入院の場合はご相談ください。