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Replace the MRI machine

🧲MRI入替工事の裏側公開

新しいMRI(核磁気共鳴画像診断装置)導入の裏側

2016年の新病院開院と共に設置されたMRI(1.5T『ECHELON RX』富士フィルム社製)が導入から10年経過することから
最新機種(1.5T『Vantage Fortian』Canon社製)へ更新することとなりました。
MRIは大変高価な医療機器であり、作業には特殊な工程を数多く要します。
この貴重な一大イベントを、是非皆さまにもご覧いただけますよう、工事の様子を更新してまいります。

現行MRIの稼働停止

消磁

今回、日程の都合で消磁の様子を撮影できませんでした。
写真は筐体を外され丸裸になったマグネットです。こんなに大きなマグネットが使われているのですね。
というわけで、MRI室は装置内の「超電導磁石」が非常に強い磁場を検査中以外でも24時間365日、常に発生させています。(1.5T(テスラ)で地球の磁場の約3万倍!)消磁とは、その強力な磁場を徐々に下げて消滅させることです。
このように非常に強い磁場を持つMRI室には、金属や磁性体などの「磁石がくっつく素材の物」は全て持ち込み厳禁となっています。万が一持ち込んでしまうと、MRIの中に高速で引き寄せられてしまい、大変危険なのです。
実際に、国内外では次のような事故が起きています。
● 非磁性体ではない車イスを室内に持ち込み、MRIに吸着した。
● 酸素ボンベがMRIに向かって飛んでいき、MRI内にいた患者が挟まれ死亡した。
これら重大事故以外にも、ヘアピンや使い捨てカイロなど小さなものの吸着事故も発生しています。また、カラーコンタクトやアートメイクなどもMRIでは発熱・火傷の可能性があるものがありますし、ペースメーカーや人工関節、金属製ステントなど体内に埋め込まれている金属についても必ず医師や放射線技師にお申し出ください。
今回は少し話が逸れましたが、MRI室に一歩入ると、目には見えませんが強力な磁場です。MRI検査の前には注意事項を必ずお守りいただき、安全に検査を受けていただきますよう、お願いいたします。

MRI室の改修も始まる

部屋全体がシールドされていた

令和8年4月14日
旧機とさよならをして、いよいよMRI室の改修が始まりました。
壁紙を剥がし、天井や壁のボードを外すと、そこは全て金属板でシールドされていました。MRI室はシールドが必須です。
MRIから発生する磁力・電波が外へ漏洩しないように遮蔽するためと、その逆に外部からの電波が侵入することで画像にノイズが発生するのを防ぐために確実なシールド施工が必要なのです。今回はMRIを入れ替えるだけでなく、MRI室のシールドまで丸ごと新しくする大掛かりな工事です。
作業員の皆さまがとにかく仕事が早い(なのに丁寧!)ため、撮影が追いつかない部分もありますが、YouTubeショートにも随時アップしていきます。